2021.04.29
獺祭が産地別の山田錦を100%用いた「ご当地獺祭」を各県で販売開始
獺祭の蔵元である山口県の旭酒造が、日本各地で高品質な山田錦が生産されていることを知らせるため、産地別の山田錦を使った「ご当地獺祭」を発売する。
山田錦といえば酒造りに重宝されている日本酒の代表的な原料米。旭酒造は全国の山田錦生産量の約4分の1にあたる約9,000トンの山田錦を毎年全国の産地から購入しており、栽培が難しいとされる山田錦を使用した酒を安定して供給するため、各地域の農家の応援活動を行なう酒蔵でもある。
今回の「ご当地獺祭」の販売は、日本各地で誇りを持って米作りに取り組んでいる山田錦の生産者を応援するとともに、獺祭の消費者が興味を持つことで生産者がより良い品質の山田錦を作る事にもつながるから、としている。福岡、山口、栃木、広島などの「ご当地獺祭」を順次販売開始中だが、地元の方々へ飲んで頂きたいため、販売はその県の獺祭取扱店のみとのこと。
ただ、同じ山田錦でも産地により性質が異なり、例えば福岡県産はしっとりとした甘みと味、新潟は特に軽やかな印象と“テロワール”も存在する。福岡県産、山口県産、新潟県産、栃木県産、広島県産の5つ以外にも、兵庫県、茨城県で発売が決定。その他地域でも「ご当地獺祭」を検討とのことなので、全国への広がりを期待したい。
<獺祭 純米大吟醸45 ○○県産山田錦使用>
原料:○○県産山田錦100%使用
※○○には各県が入ります。
精米歩合:45%
販売価格:3,300円(1800ml)、1,650円(720ml)、688円(300ml)
※通常の「獺祭 純米大吟醸45」と同価格。
発売日:4月8日(福岡県産)、21日(山口県産)、26日(新潟県産)、28日(栃木県産)、7月末(広島県産)
※兵庫県、茨城県でも発売決定。その他の地域も検討中。