サウナビール協議会がフィンランドの「公式」サウナビールを日本で展開することを発表した。

サウナ本場の国としても知られるフィンランドでは、サウナ後のリラックス用に飲むビールを「サウナビール」と呼んでいたが、取り決めはとくになく、概念的なものだった。しかし、昨今の日本のサウナブームにより、駐日フィンランド大使館にはサウナビールに関する問い合わせが急増。その問いに応えるべく、2021年4月に「サウナビールプロジェクト」がスタート。フィンランド大使館商務部が中心となりフィンランドの「公式」サウナビールを決定する動きが発足、「サウナビール協議会」が設立され、
・フィンランド製のビールであること
・サウナで楽しむことを念頭に置いて製造されたもの
・ラベルデザインがサウナと親和性があること
・フィンランドの特徴を活かした風味であること
を基準に、厳正なコンペを経て、フィンランド東部の湖水地方サボンリンナのOlaf Brewing（オラフ）社のビールがサウナビールとして選定。今回、正式に日本への輸入が決定したもの。

今回誕生したフィンランド「公式」サウナビールは、すっきりした飲み口と豊かな香りがサウナ後の口中をリフレッシュすることが評価。フィンランドらしく“白樺の樹液”を使うことにより、よりまろやかな味に仕上がったペールエールタイプのビールだ。

フィンランド「公式」サウナビールは2021年6月よりオラフ社の醸造所にて日本向けの製造が開始。11月初旬に出荷、11月下旬より限定販売を開始する。輸入販売元は兵庫・洲本市のワインショップ西村。

https://www.olafbrewing.com/