2021.12.20
ブラッド・ピット、シャトー・ミラヴァル内に伝説の音楽スタジオを再建
俳優のブラッド・ピットは、自身が南仏に所有するシャトー・ミラヴァル内に、音楽プロデューサーのダミアン・クインタードとパートナーを組み、伝説のミラヴァル・スタジオを復活させると発表した。
シャトー・ミラヴァルは、南仏プロヴァンス地方(ヴァール県コランス)に位置し、敷地にはマルク・ペラン(南ローヌ ペラン家)とパートナーを組んだワイナリー「シャトー・ミラヴァル」もある。
ミラヴァル・スタジオは、1977年にシャトーの所有者だったフランス人ジャズ・ピアニスト、ジャック・ルーシェが建設したスタジオ。当時はスタジオ・ミラヴァルという名称で、その時代の最先端機材を揃えており、ピンク・フロイドの『ザ・ウォール』が録音されたことで有名に。またAC/DC、ザ・キュアー、スティング、シャーデー、ザ・クランベリーズなど、多くの有名ミュージシャンがセッションを行ない、伝説のスタジオとなった。
ここ20年間は使用されていなかったが、ブラッド・ピットとダミアン・クインタードが出会ったことで、リニューアル・オープンが決まった。
クインタードは、16年にエミー賞を受賞。ブライアン・イーノ、パーセルズなど人気ミュージシャンの作品を数多くプロデュースしている。今回、ピットがクインタードの作品に感銘を受け、コンタクトを取ったことからパートナーシップが生まれた。
レコーディングスタジオは、70年代当時の貴重な録音機材を保ちつつ、ピットとクインタードが設計したアナログ/デジタルのハイブリッド機材を搭載したデスクを中心に作られている。映画やテレビのサウンドを作成できる機材なども揃える。22年夏オープン予定。
スタジオの予約に関する問い合わせは、booking@miraval.com から可能だ。