人気の日本酒「獺祭」の蔵元、旭酒造では、8月10日より、西日本豪雨被災地復興支援商品として「獺祭　島耕作」を発売している。

酒蔵のある山口県岩国市は先の西日本豪雨で大きな被害をうけ、旭酒造も、前を流れる川が氾濫し、酒蔵の1階が70センチほどの床上浸水になってしまったという。さらに3日間の停電の影響により、150本の発酵タンク（4合瓶換算で70万本）が温度管理不能となり、通常の「獺祭」としての出荷を断念せざるを得ない状況に陥ってしまった。

当時発酵中のタンクに入っていた分は、実際充分おいしく、停電による味わいの変化はわからない程度だったそうだが、「獺祭としての品質基準に達していないため、通常の『獺祭』として瓶詰めし、出荷をすることはできないと判断した」（桜井博宏会長：写真右）。

そこに手を差し伸べたのが、以前より旭酒造と親交のあった同市出身の漫画家、弘兼憲史氏だった。氏の協力のもと、一度は出荷を断念したタンクに入っていたお酒を、被害者の方への復興支援商品「獺祭　島耕作」として発売することになった。

弘兼憲史氏が描いたラベルが貼られた「獺祭　島耕作」は1,296円にて販売。このうち200円を義援金とし、岡山、広島、愛媛、山口4県の自治体に均等に振り分け、寄付をするという。商品は、旭酒造のウェブ店、直営店、全国の獺祭取扱い酒販店にて。数量限定のため、在庫については各取扱い店舗へお問い合わせを。

＜商品詳細＞
商品名：「獺祭　島耕作」純米大吟醸
容量：720mℓ（4合瓶）
価格：1,296円（税込）
発売先：旭酒造Web店、直営店および獺祭取り扱いの全国の販売店

お問い合わせ
旭酒造
https://www.asahishuzo.ne.jp