【イベントレポート】未来を切り開く女性起業家を表彰「ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワード 2018」
シャンパーニュメゾン ヴーヴ・クリコによる「Veuve Clicquot Business Woman Award(ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワード)2018」が日本で初めて独自開催。9月13日(木)、東京・恵比寿 シャトーレストラン ジョエル・ロブションにてアワードセレモニーが行なわれた。
ヴーヴ・クリコ・ビジネスウーマン・アワードは、27歳の若さでシャンパーニュ・ビジネスを継承し、ビジネス界で最初に成功を成し遂げた才気ある女性、マダム・クリコへのオマージュとして1972年に設立。マダム・クリコと同じ革新的精神をもつ女性企業家に経緯を称し、これまで27か国から300人を超えるビジネスウーマンを表彰してきた。
日本初独自開催となった今回のアワードでは、マダム・クリコを体現する2名の女性として、キュレーターの長谷川祐子(はせがわ・ゆうこ)氏が「ビジネスウーマン アワード」、気仙沼ニッティングの代表取締役 御手洗瑞子(みたらい・たまこ)氏が「ニュージェネレーション アワード」の受賞者として選出された。
受賞に際し長谷川氏は「今後、ビジネスウーマン アワードのレガシーがどのように伝わっていくのか楽しみ。マダム・クリコは、いま必要とされているもの、誰も試みなかったことに挑戦されていったと思います 。キュレーターの仕事も同じで、皆さんが見たことのなかったものを紹介し、その価値を人々の豊さとして共有してもらう、そこに共通点があると思います」とコメント。
御手洗氏は「私が気仙沼ニッティングを起業したのも27歳。マダム・クリコが事業を継承したのと同じ歳でした。シャンパンとは濁ったものという常識をマダムは動瓶台(ルミアージュ)を作ることで変えました。夢を実現するために必要なことは非常にシンプルで地に足の着いたアイデア。私たちも地に足を付けて、大きな夢に向けて頑張っていきたい」と笑顔で語った。
また、会場には近代女性企業家のパイオニアとしてマダム・クリコが生み出した独創的で大胆なアイデアの軌道をめぐるギャラリーも開設。「品質はただひとつ、最高級だけ」という哲学を貫きながら時代の流れをいち早く読み取り、柔軟な行動力をもって未来を切り開いたマダム・クリコの存在が、受賞者をはじめ集まったゲストに多大なるインスピレーションを届けた。