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谷宏美

日本在住/フリーランス ライター

エディター/ライター、ワインバー「ローディ」ソムリエール。ファッション誌の美容エディターを経て、2017年よりフリーに。店の仕入れや現場でのサービスをやりつつ、ワイン&ビューティの分野で取材・執筆を行なう。J.S.A.認定ワインエキスパート。

2021.12.17
column

クラフトビールデビューにおすすめ「アメリカン クラフトビア エクスペリエンス 2021」

クラフトビールに興味があるワインラバーは多いはず。すでにマニアな人はもちろん、これからデビューする人も、気軽にオンラインで体験できる「アメリカン クラフトビア エクスペリエンス 2021」に参加してみては?

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クラフトマンシップのこだわりにあふれているだけでなく、ローカルに根ざし、さらにサステイナブルな造りにコミットしていることでも知られるアメリカンクラフトビール。アーティスティックなラベルや缶のデザインも魅力だ。スタイルもさまざまで、造り手によって素材の使い方が多岐にわたる点などワインとの共通点も多い。ワイン愛好家なら、クラフトビールのことも知っておきたいもの。

そんなアメリカンクラフトビールを知り、味わい、楽しめるキャンペーン「アメリカン クラフトビア エクスペリエンス 2021」を紹介するメディアイベントが開催された。

昨年に引き続きオンラインで開催される「アメリカン クラフトビア エクスペリエンス 2021」は、ビールソムリエによるセミナーやオリジナルラベルのデザインコンテスト、ビアスタイルスタンプを集めるスタンプラリーなど多彩な内容。参加すると抽選でビールセットなどのプレゼントも。

プレスが集まったメディアイベントの会場では6種類のアメリカンクラフトビールが用意され、クラフトビール人気を牽引するIPA(インディアン ペール エール)、濁った外観と苦みのない柔らかな味わいで人気のヘイジーIPA、カカオのような芳しい香りと深みが特徴のスタウトなど、さまざまなスタイルのクラフトビールをテイスティング。

アロマはもちろん、アルコール度数やボディもそれぞれ違い、料理に合わせて飲み進めていくならその順番も重要だ。この日のラインナップは、爽やかでフルーティなヘイジーIPAからはじめて、ホップの香り豊かでアフターに苦みを感じるIPA、デザートにも合わせられるほど芳醇なカカオの風味のあるスタウト、の順で飲むと、すべてのスタイルの特徴が歴然。


左から、

ウエスト コースト ヘイズ(Hazy IPA)/ フィフティ フィフティ ブリューイング
West Coast Haze(Hazy IPA)/ Fifty Fifty Brewing Co.

ウィーケンド バイブス (IPA)/ コロナド ブリューイング
Weekend Vibes(IPA)/ Coronado Brewing Co.

ヘイジー リトル シング(Hazy IPA)/ シエラネバダ ブリューイング
Hazy Little Thing(Hazy IPA)/ Sierra Nevada Brewing Co.

エルボー パッチェズ(オートミール スタウト)/ ザ バージニア ビア カンパニー
Elbow Patches (Oatmeal Stout) / The Virginia Beer Company

メルビン IPA(IPA)/ メルビン ブリューイング
Melvin IPA(IPA) / Melvin Brewing Co.

ホワット ラフ ビースト(コンテンポラリー IPA)/ ブレークサイド ブリュワリー
What Rough Beast(Contemporary IPA)/ Breakside Brewery

会場となった「グリル&ダイニング用賀俱楽部」のシェフがクラフトビールに合わせて考案したメニューも振る舞われた。ケイジャンスパイスを効かせたバッファローチキンウイングや、ガーリックでマリネしたソフトシェルシュリンプのフライ、パテに負けない粉の香り豊かなバンズを使ったハンバーガーなど、いずれもアロマティックで味わい深いビールにぴったり。

こちらが「グリル&ダイニング用賀俱楽部」の名物料理、「USリブアイ1ポンドステーキ」。高級部位リブアイ1ポンド(約450g)を絶妙に火入れ。大きなポーションで焼くからこそ中身がしっとりとジューシーに仕上がり、ホップの香り高いクラフトIPAと、脂がほどよく調和した上質な赤身肉と好相性。

メディアイベントにはクラフトビールを取り扱う輸入業者の担当者も参加。

自社で扱う「ヘイジー リトル シング(Hazy IPA)」を
手にする中島喬敬さん。


ナガノトレーディングの中島喬敬さんは「日本でのクラフトビール愛好家はまだ少数で限定的だが、自分たちの商品も大手スーパーやコンビエンスストアといった小売店でも扱われるようになり、多くの人に手が届きやすくなっている」と市場拡大に期待を寄せる。また「ビールは温度管理が非常に重要」と言い、当社では海外の醸造所から日本国内の店舗に届くまでのすべての行程を冷蔵配送しているのだそう。コストはかかるものの、こうした企業努力もクラフトビールの普及に不可欠だと語る。


(左)えぞ麦酒ファウンダーのフレッド・カフマンさんと
コンテンポラリーIPAの「ホワット ラフ ビースト」(右)、
AQベボリューションの桑野アルバートさんは
「ウエスト コースト ヘイズ(Hazy IPA)」を片手に。



AQベボリューション代表取締役社長の桑野アルバートさんに、野生酵母を使用するブリュワリーは増えているのかと尋ねたところ、「それが必要だと思えば使うだろう。けれど発酵過程においてコントロールが容易でないのは事実だし、クリアなラガーを作るのに野生酵母を使うのはナンセンス」と答えた。あくまで目指すスタイルや味わいが主眼であり、そのための酵母だというのは、ワインと同様だ。

クラフトビールブームの先駆けともなった、バラエティ豊かなアメリカンクラフトビール。「アメリカン クラフトビア エクスペリエンス 2021」に参加して、その楽しさを垣間見てみてはどうだろう。

【「アメリカン クラフトビア エクスペリエンス 2021」】
詳しくはこちら → https://uscraftbeer.jp/
主催:アメリカンクラフトビール協会

Text & Photo:Hiromi Tani