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2021.06.27
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ブルゴーニュウィークJAPAN2021、6月28日よりスタート! 開催ショップレポートvol.1 〜静岡/ラ・ソムリエール

6月28日(月)〜7月4日(日)までの1週間、酒販店やオンラインショップで開催されるブルゴーニュウィークJAPAN。開催店舗の中から4店舗を、4日間にわたり1店舗ずつご紹介!

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今年で3回目となるブルゴーニュワイン委員会(BIVB)主催のブルゴーニュウィークJAPANは、リアルとオンラインで開催されるプロモーションイベント。期間中、参加酒販店やオンラインショップでは、日本市場で入手可能なブルゴーニュワインの最新ヴィンテージをはじめ、さまざまなブルゴーニュワインを発見できるプロモーションを展開する。

ブルゴーニュワイン全般の中で、今回のプロモーションでとくに注目したいアイテムは、デノミナシオン(地理的呼称)をもつ地域名AOC/appellationsである、ブルゴーニュ・プリュス、およびマコン・プリュス、まだ知られていない村名アペラシオン。ワイナート105号でも記事を掲載したブルゴーニュ・プリュスとマコン・プリュスは、近年の品質向上が凄まじく、入手しやすい価格も魅力的だ。また、スーパースターのAOCの影に隠れていた村名アペラシオンも、ワイン愛好家から「隠れたお宝アイテム」として注目されつつある。

全国の参加酒販店では、おすすめワインの販売、テイスティング、セミナーなど、趣向を凝らしたプロモーションが繰り広げられる。
(参加店舗一覧/https://www.bourgogne-wines.com/bourgogne-week-japon/bourgogne-week-program,3235,15340.html?

今回は、参加酒販店のひとつ、静岡県のラ・ソムリエールをご紹介しよう。

JR静岡駅近くのラ・ソムリエールは、フランス、イタリアなどヨーロッパのワインや日本酒を主体に取り扱う酒販店。店内奥にはバーカウンターも備え、軽いおつまみとともにワインや日本酒を楽しむことも可能。

取り扱いワインの中で、ブルゴーニュワインの占める割合は30%ほど。コート・ドールの王道ブルゴーニュをはじめとして、季節感も意識しながらさまざまなブルゴーニュワインを取り揃えている。

「静岡という地方都市なので、ジュヴレ・シャンベルタンやヴォーヌ・ロマネなど、知名度があるワインを主体にブルゴーニュ全域を取り扱い、その中で今回のテーマに挙がったブルゴーニュ・プリュスなどの、デノミナシオンのついた地域名アペラシオン、無名な村名アペラシオンのワインなどもご案内しています。静岡は温暖な地域なので、温暖なマコネ地区のワインと静岡の食材も合うのでは。また、日本の夏には、アリゴテ品種もオススメですね」と、店主の長谷川裕美さん。

今回のブルゴーニュウィークでは、「初夏のブルゴーニュワインフェア」と銘打ち、村名アペラシオンのサヴィニー・レ・ボーヌはじめ、バーカウンターでは8種類のブルゴーニュワインをバイザグラスで用意。キャンペーン期間中は、これらのワインを店頭でも販売する予定だという。

バイザグラスの一例はこちら ↓ ↓ ↓
ジャン・ミッシェル・ジブロ ザヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュ 1997 
ロブロ・マルシャン ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ 2018
ロブロ・マルシャン ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・ブラン 2013

そのほかは、ぜひ直接お店でチェックを!

シャンボール・ミュジニーが好きという長谷川さんに、ブルゴーニュワインに対する想いを伺った。

「ブルゴーニュは、ワイン好きな方は必ず最終的に惚れ込んでしまうワインではないでしょうか。いかようにも変化するシャルドネやピノ・ノワールは、すごくおもしろいブドウ品種ですよね。シャルドネとピノ・ノワールは世界中で造られていますが、ブルゴーニュならではの魅力というと、他産地とは違う表情が出ているところにあるかと思います。ブドウの質のよさも素晴らしいし、生産者によって味わいが違う部分も興味深い。さらに今後は、新しく誕生したアペラシオンにも注目していきたい。お客様にブルゴーニュワインをお勧めする際には、アペラシオンと生産者の組み合わせを強く推しています」。

レストランに行く前に立ち寄ったり、電車の時間まで飲みに来る常連客も多いというラ・ソムリエール。ブルゴーニュ愛満ちあふれる店主おすすめの1本を探しに、ふらりと訪れてみたい。

ラ・ソムリエール
静岡県静岡市葵区御幸町7-5 アイセイドウビル 1F
TEL:054-266-5085
OPEN:12:00〜22:00
日休

Text : Etsuko Tsukamoto