ブルゴーニュウィークJAPAN2021、開催ショップレポートvol. 2 〜東京/Wine MARKET PARTY
6月28日(月)〜7月4日(日)までの1週間、酒販店やオンラインショップで開催されるブルゴーニュウィークJAPAN。開催店舗の中から4店舗を、4日間にわたり1店舗ずつご紹介!
本日ご紹介するのは、東京・恵比寿のWine MARKET PARTY。世界各地のワインを幅広く取り扱う同店でのブルゴーニュワインの割合は、店頭とネットショップを合わせ約30%ほど。
今回のブルゴーニュウィークでは、ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)がテーマとする「デノミナシオン(地理的呼称)をもつ地域名アペラシオンのブルゴーニュ・プリュス、およびマコン・プリュスと、まだ知られていない村名アペラシオン」を主体に、店内の特設ブースとネットショップの特集ページを展開する。
その中から、マネージャーの堺健志郎さんがおすすめする4本がこちら(いずれも税抜き価格)。
プイィ・フュイッセ・ヴィエイユ・ヴィーニュ ブラン 2015
オリヴィエ・メールラン
(5,500円)
ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ・ヴィエイユ・ヴィーニュ ルージュ 2015
ミシェル・グバール・エ・フィス
(2,650円)
メルキュレイ・ヴィエイユ・ヴィーニュ ルージュ 2018
ドメーヌ・トゥーロ・ジュイヨ
(4,200円)
マランジュ・プルミエ・クリュ クロ・ルソ ルージュ 2019
ドメーヌ・ロワイエ
(3,700円)
「華やかな王道の村名ワインももちろん魅力的ですが、これらのワインは手が出やすい価格帯。今回のプロモーションでは、知られざる小さな生産者、産地などもご紹介したいと考えています。おすすめワインのうちの2本は2018、19年ヴィンテージですが、ブルゴーニュのこの両年のヴィンテージは力強いので、抜栓翌日でも充分おいしい。お客様に、2、3日かけて飲めますよ、とお伝えすると、ブルゴーニュでもそういう飲み方ができるんですね、って新鮮に思われることも多いみたいです。普段ニューワールドのワインを好まれるお客様にもおすすめしやすいヴィンテージです」。
近年高品質なワインが増えているマコネ地区やコート・シャロネーズ地区は、赤、白合わせたギフトとしてもおすすめ。また、ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ・ヴィエイユ・ヴィーニュ ルージュは、現行ヴィンテージが2015でこの価格はお値打ちだ!
「3,000円前後のブルゴーニュを探してみると、値段の高いイメージのプルミエ・クリュでも、マランジェ、サントネイ、マルサネ、フィサンあたりだと意外に見つかるんです。とはいえ、価格ありきではなく、実際にテイスティングしてみて、品質のよいものをセレクトしています。消費者のニーズも変わってきている中で、ブルゴーニュワインの位置づけを改めて見つめ直し、どんな銘柄やヴィンテージを紹介すべきかを見極めたセレクトを心がけています」。
世界各地のさまざまなワインに接する堺さんに、ブルゴーニュワインに対する想いを伺った。
「私自身、フランスワイン担当者の中では若い方だと思うんです。同年代の人たちは、あまり高額なワインは買えない。若い世代に「ブルゴーニュワインは高いワイン」と思われてしまうと、どんどん離れてしまう。そうではなく、親しみやすいブルゴーニュワインもありますよっておすすめし、気兼ねなく買って、いろいろ飲んで、好きな産地を見つけて欲しい。実際に、まだ知られていない産地や優良生産者のワインもたくさんある。そういうものを発掘し、お客様に紹介していきたいと思っています」。
ブルゴーニュファンはもちろん、普段あまりブルゴーニュワインを飲まない人々も、多彩なスタイルの魅力的なブルゴーニュワインを発掘できるに違いない!
WINE MARKET PARTY
東京都渋谷区恵比寿4-20-7 恵比寿ガーデンプレイスB1F
TEL:03-5424-2580
OPEN:11:00〜19:30
年末年始、年に数回 棚卸しによる休日あり
https://www.partywine.com
Text : Etsuko Tsukamoto