環境にやさしい新しいタイプのオーガニック&ビーガンワイン
今年250周年を迎えるマァジがリリースするのはポップで、自然で、サステイナブ ルなワイン。伝統を守りながらも、それにとらわれず、革新を続ける名門らしい 果敢な挑戦だ。
名門マァジが新たな挑戦
より自然で純粋なワインを
マァジの歴史は1772年にヴァルポリチェッラで始まり、7世代に渡りボスカイーニ家が運営する。「アパッシメント」(陰干し)のスペシャリストとして、アマローネを世界中に知らしめた。フリウリ、トスカーナ、アルゼンチンでも陰干しにより目覚ましい成果を上げてきた。『ガンベロ・ロッソ』2018年版のワイナリー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれている。
今回はあえて得意の陰干しを封印、新しいタイプのワイン「フレスコ・ディ・マァジ」をリリースした。ボトルの装いは若々しく、明るい色を使ったポップなデザインだ。リサイクル紙を使い、キャップシールもなくプラスチックフリー、重量も軽く、環境に最大限に配慮している。
中身も斬新で、人間の手を加えない自然なワインというコンセプトだ。有機栽培のブドウを涼しい朝に収穫、自生酵母のみで発酵、樽熟成もせず、ノンフィルターで瓶詰される。余分なことをしないことで、ブドウ本来の風味をそのままボトルに詰め込んだ。昔のようなシンプルな醸造に回帰して、純粋な味わいを提案する。
ビアンコ(白)とロッソ(赤)がリリースされたが、どちらも酸がやさしく、もぎたての果実のようなみずみずしい味わいだ。アルコール度数も低めで、毎日でも飲み飽きしないワインである。
■ワイン2種
写真右)
フレスコ・ディ・マァジ・ビアンコ 2020
マァジ
Fresco di Masi Bianco 2020 Masi
ガルガーネガ60%、シャルドネ25%、ピノ・グリージョ15%。パイナップル、黄桃、黄色い花の華やかなアロマをもち、とてもピュアな味わい。(3,080円)
写真左)
フレスコ・ディ・マァジ・ロッソ 2020
マァジ
Fresco di Masi Rosso 2020 Masi
コルヴィーナ70%、メルロ30%。チェリー、ザクロ、赤い果実のアロマ。デリケートで心地よい味わい。適度にスパイシーで、イキイキとしている。(3,300円)
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Photo : Osamu Matsuo
Text : Isao Miyajima