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2023.04.27
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ドイツワインと楽しむ日本の春の食卓

日本の冷涼産地である北海道でも広く栽培されており、和食との相性もよいドイツ系品種。ここでは、春の食材を取り入れた家庭料理とドイツワインのペアリング例を紹介します。自宅でドイツワインを楽しむ際に、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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■ペアリング例 その1
ホワイトアスパラガス×ジルヴァーナー

ドイツのアスパラの一般的な収穫時期は4月~6月頭くらいまでです。この期間にドイツを訪れると、飲食店では必ずと言ってよいほどホワイトアスパラ(原語:Spagel-シュパーゲル)がオンメニューされています。ボイルしたホワイトアスパラガスにオランデーズソースや、もしくはバターソースをかけていただくことが多いです。

現地でホワイトアスパラと楽しまれていることで有名なのは、フランケンのジルヴァーナーです。ジルヴァーナーは、品種としてはニュートラルな品種で、土地の個性がワインから感じやすい品種です。

●おすすめペアリングワイン:

イプヘーファー ・カルプ ・ジルヴァーナー ・トロッケン 2020
ヴァイングート・ ヨハン・ルック
Iphöfer Kalb Silvaner Trocken 2020
Weingut Joh. Ruck

生産地:フランケン 
希望小売価格:4,800円
輸入元:(株)ドイツ商事
https://www.roterose.shop-pro.jp/

レモンのようなフレッシュな柑橘の香りとともに、ハーブの青いニュアンスも広がり、若々しさを感じさせます。口の中を刺激する酸が際立ち、ソルティーでキレのある味わい。硬質なミネラル感が心地いい。

●料理との相性:
コイパー土壌から得られる硬質的なミネラルと果実味が調和した味わいが特徴で、ドイツ産白アスパラガス独特の上品な甘さや柔らかな食感と相乗します。日本でもアスパラガス、また国産のホワイトアスパラガスのシーズンに入るので、ぜひ、このペアリングをお試しください。

■ペアリング例 その2
たらの芽の天ぷら× ピノ・グリ

ふきのとう、タラの芽、こごみ、うど、うるい……。春の息吹を感じる山菜が店頭に顔を見せています。せっかくの季節の味ですから、定番の天ぷらでいただいてみるのはいかがでしょうか? さわやかな香りとほろ苦さが魅力の「タラの芽」。春の山菜の中でもとくに人気の高い食材ですが、ぜひ、ドイツのグラウブルグンダー(ピノ・グリ)と合わせて楽しんでみてください。

●おすすめペアリングワイン:

トラウトワイン・グラウアーブルグンダー 2020
トラウトワイン
Trautwein Grauburgunder 2020
Trautwein

生産地:バーデン
希望小売価格:3,630円
輸入元:ヘレンベルガー・ホーフ(株) 
https://www.herrenberger-hof.co.jp

アプリコットや赤いリンゴのミツ、スイカズラ、石灰などの香りの中に、ほのかなクミンのアクセント。果実味はソフトでフレッシュな酸がしっかりと主張し、さわやかな印象。アフターにほろ苦さを感じます。

●料理との相性:
はじめ爽やかに感じ、品種のまろやかさが徐々に現われ、余韻にミネラル感。タラの芽のほろ苦さとさわやかな香りが調和します。またタラの芽以外にも、こごみやふきのとうなどの春の山菜でもお楽しみいただけます。

■ペアリング例 その3
チキンと新じゃがいものグリル×ピノブラウン

新じゃがいもの季節が到来! ドイツといえばじゃがいもですが、ドイツ国内でじゃがいも栽培が本格的になったのは19世紀。収穫量、品質ともに向上し、現在では70種類ものじゃがいもが生産されています。新じゃがいもは、茹でたり、炒めたり、あるいはオーブンで焼くなど、どんな調理方法でもおいしくいただけます。今回紹介するのは、グリルしたチキンとじゃがいもにあうドイツワインです。

●おすすめペアリングワイン:

キリアンフン・ヴァイスブルグンダー 2017
キリアンフン
Kilian Hunn Weissburgunder 2017
Kilian Hunn

生産地:バーデン
希望小売価格:2,860円
輸入元:(株)セレスタ
https://www.selesta.co.jp

アプリコットのコンポートや白桃、白い花のブーケ、花のミツなど、アロマティックな香り。イーストやナッティーなニュアンスも感じます。ふくよかな果実味とフレッシュな酸のコントラストが軽快で、後味の苦みが好印象。

●料理との相性:
白桃、アプリコットの香りが香ばしく果実味と酸のバランスがよいので、じゃがいものホクホク感が増します。

■ペアリング例 その4
若竹煮×ゼクト

春の訪れを感じさせるタケノコ。しかし、成長が速く、すぐに竹となってしまうため、生のタケノコを楽しむことができるのは限られた期間です。水煮なら年中手に入りますが、タケノコの豊かな風味が愉しめるのはいまだけです

●おすすめペアリングワイン:

シュロス・ラインハルツハウゼン リースリング ゼクト・ブリュット N.V.
シュロス・ラインハルツハウゼン
Schloss Reinhartshausen Riesling Sekt Brut N.V.
Schloss Reinhartshausen

生産地:ラインガウ 
希望小売価格:5,500円
輸入元:アークセラーズ(株)
https://shop.arkcellars.jp/

レモンやリンゴなどフルーツのさわやかさを全面に感じる香り。酸味が際立ち、フレッシュで軽やかな味わい。後味に苦みが少なく、さわやかで飲みやすく、食事もグラスも進みそう。

●料理との相性:
食事をとおして合わせられるゼクト。繊細でエレガント、うま味成分が多いので、タケノコのもつ柔らかな食感やうま味と、ワカメのミネラル感、だしに同調します。

■ペアリング例 その5
アサリのパスタ×ロゼ

アサリの旬は地域によって異なりますが、一般的には2〜5月の春と、9〜10月の秋の2回あります。春と秋は、アサリが産卵に向けて栄養を蓄える時期です。栄養をたくさんとったアサリは、身が太りうま味が強くなるため味がよくなります。3月中旬から各地で潮干狩りが始まるこのシーズン、潮干狩りとともに、アサリのお料理とドイツワインをお楽しみください。

●おすすめペアリングワイン:

ワインガードナー・シュトロームベルク・ザバーゴイ オーガニック ロゼ
Weingärtner Stromberg Zabergäu Organic Rosé

生産地:ヴュルテンベルク
希望小売価格:1,298円
輸入元:コストコホールセールジャパン(株)

ピノ・ノワール、ピノ・ムニエから造られるフレッシュでフルーティなロゼワインです。ラズベリーの香りにミントの香りが続きます。柔らかさが口の中に広がり果実のかすかな甘さが感じられます。

●料理との相性:
ラズベリーやバラの華やかな香りと芳醇な旨味が「ボンゴレ・ビアンコ」「ボンゴレ・ロッソ」のソースいずれにも寄り添います。