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2024.06.18
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自然が授けるリッチネス
ラ・グラン・ダネ&ロゼ 2015

100パーセント樽発酵・熟成を守り続け、複雑な味わいを誇るラ・グラン・ダネとラ・グラン・ダネ・ロゼ。待望の2015年は、白、ロゼともに果実味豊かで、おおらかな性格をもつヴィンテージとなった。

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パワフルかつ寛容
太陽に恵まれた2015年

「じつにチャレンジングな年でした」。3月下旬、パリで行なわれたラ・グラン・ダネとラ・グラン・ダネ・ロゼ2015年ヴィンテージのローンチイベントにて、グローバルセールスディレクターのシリル・ドゥラリュはこう語った。彼は、家族経営を続けるボランジェ家の6代目にあたる。

グローバルセールスディレクターのシリル・ドゥラリュが
新ヴィンテージの発表を担当。

2015年は、夏に暑く乾燥した日が続いた。9月7日に始まった収穫は22日まで続き、完全に熟したブドウが穫れたという。しかし、その暑さはピノ・ノワールを想像以上に力強いものにする側面もあった。そこで、ラ・グラン・ダネに関しては、アイ村よりもヴェルズネ村のブドウ比率を増やし、さらにシャルドネの比率を高めることで、このワインに求められるエレガンスとフレッシュ感を保った。

ドゥラリュは続ける。「収穫したブドウには少し青っぽいニュアンスをもつものもありましたが、このワインの特徴である小樽での発酵を通し、詳細に状態を確認しながら、少しでもそのニュアンスをもつ樽はすぐに排除していきました。その結果、すばらしいヴィンテージが完成しました」。

15年はまた、樽にこだわり、シャンパーニュで唯一、常勤の樽職人を抱えるメゾンにとって記念すべき年となった。このヴィンテージから、ボランジェ家が所有する森で育てた木を使って、新しい樽を作り始めたからである。

家族の森、畑、ブドウが、ボランジェだけの唯一無二なワインを造り上げる。今回のイベントでは、フランス最優秀職人章(МOF)を所持するアルザスのミシュラン二つ星シェフ、オリヴィエ・ナスティにより、森をテーマにしたメニューが提案された。

マネージング・ディレクターのシャルル=アルマン・ド・ベレネと、
アルザス カイゼルベルグにミシュラン二つ星「シャンバール」を構えるオリヴィエ・ナスティ。


ラ・グラン・ダネ2015に合わせた前菜は、鹿肉のタルタルとオシェトラキャビア。
繊細な食感のソルベがアクセント

白、ロゼともに、すでに熟成した印象を与え、力強い凝縮感、明るくおおらかな表情と同時に、キメ細やかな泡と緻密な構成をもつ15年。ナスティによるデリケートなジビエ料理とも、完璧なマリアージュを実現していた。

■ワイン2アイテム

ボランジェ ラ・グラン・ダネ 2015(右)
Bollinger La Grande Anné 2015
ピノ・ノワール60%(ヴェルズネ、アイほか)、シャルドネ40%(シュイィ、アヴィーズほか)。
79%がグラン・クリュ、21%がプルミエ・クリュ。ドザージュ8g/ℓ。(36,300円)

ボランジェ ラ・グラン・ダネ・ロゼ2015(左)
Bollinger La Grande Anné Rosé 2015
ピノ・ノワール62%(ヴェルズネ、アイほか)、シャルドネ38%(シュイィほか)。
ラ・コート・オー・ザンファンの赤を5%使用(全房比率30%)。ドザージュ7g/ ℓ。(47,300円)

[お問い合せ先]
WINE TO STYLE株式会社
TEL:03-5413-8831
https://www.winetostyle.co.jp

Text : Eriko Yoshida