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2025.12.05
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香りも個性も味わいも丸ごと生かす!
コーヒーを食べる「モカブル」誕生

コーヒー豆の個性を丸ごと味わうという発想から生まれた「モカブル」。個性豊かな香りを“食べる”形で体験できる新感覚のコーヒースイーツだ。サステイナブルな思想と熱い思い、そして高度な技術が生んだ、その魅力に迫る。

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ブドウ同様、産地や品種ごとに個性があるコーヒー豆。精選や焙煎といった製法によりアロマや味わいが異なる点はワインに共通し、興味をそそる。そんなコーヒーを「食べる」対象にシフトしたのがモカブル。丸ごと微粉砕したコーヒー豆にサステイナブル油脂を加えたスイーツで、口中に広がるのはコーヒーの華やかな香りと深みのあるコク。外観はチョコレートのようだが、コーヒを食べている感覚を味わえる。

通常の飲用のコーヒーでは、抽出後、豆粕としてコーヒー豆の約7割が香りや味わいを残したまま廃棄される。長年コーヒーの産地を見てきた糸山彰徳は、豆本来の個性や生産者の努力を丁寧に届けたいと、丸ごと豆を生かす方法を模索。油分が多く粉砕が困難な豆を微細粒にまで砕き、再度すり潰すことで、なめらかさと香りを両立した。これにより、香料タリカ産とエチオピア産の2アイテム。現在は体制の整った農園から豆を調達しているが、将来的にはフェアトレード未整備の小規模農家にも取り組みを広げるという。製品も拡充予定で、産地とともに育つブランドを目指す。

「コーヒーを食べるモカブル」は各種アルコールとのペアリングの可能性も広げる。ワインとも、さまざまなタイプのアロマやテクスチャーとの相性を探る楽しみがある。香り高いタブレットは上質感もあり、ホテルの客室やラウンジなどでも採用されているそう。コーヒー(Moka)の可能性(Able)を切り拓くという意味を込めたネーミングのとおり、モカブルはひと粒の豆が秘めるポテンシャルを、多彩に表現してくれる。

(写真右)モカブル フルーティエチオピア イルガチャフィ
(同左)コモカブル ローステッド コスタリカ ヴォルカンシートSHG
(各8枚入り 1,280円、アソーテッドキャレボックス12枚入り 2,090円)



■コーヒー✕ワインのペアリングを実践

実際にモカブルと合うのはどんなワイン? ヴィノスやまざきのペアリング担当者がふたつのフレーバーにセレクトしたのは、いずれも辛口の赤ワイン。ぜひ参考にして。

モカブル フルーティ
MOKABLE FRUITY

ル・カフェ ピノタージュ 2022
クロ・マルヴェルヌ
Le Café Pinotage 2022
Clos Malverne

モカブル フルーティは、エチオピア産の豆に由来する赤系果実の香りや柑橘のアロマ、紅茶のニュアンスに白い花も思わせる華やかでクリーンな印象。透明感がありながら香りの輪郭が際立つ。南アフリカ、ステレンボッシュの名門、クロ・マルヴェルヌが造る「ル・カフ」ェは、この繊細な香りを損うことなく、一段引き上げるワイン。ピノタージュのコーヒー香と緻密な酸と凝縮した果実感がモカブルのフルーティな香り、上品な甘さと共鳴し、美しい余韻を残す。香りの純度を保ちながら、ワインが厚みを与え、さらに香りが引き立つという、ハイグレードなペアリングである。

モカブル ローステッド
MOKABLE ROASTED

レイニャック キュヴェ・スペシャル 赤 2019
Reignac Cuvée Spécial Rouge 2019

コスタリカの農園の深煎り豆を用い、ナッツやビターカカオ、厚みのある焙煎香が特徴のモカブル ローステッド。コーヒーならではのロースト感が濃厚に感じられ、口中にコクが広がる。この重心の低い香味を受け止めるのが、ボルドーの実力派、シャトー・レイニャックの「レイニャック キュヴェ・スペシャル」。メルロ主体で熟成感もあるクラシックなブレンドだ。品のよい樽香となめらかなタンニン、こなれた果実味がモカブルの焙煎香と同調し、黒系果実のアロマとローストの深みが相まって長い余韻を生む。官能的な魅力を堪能できる。

ヴィノスやまざき勤務歴20年、現在はデジタルマーケティングを担う渡邊勝美。
ワインと食をこよなく愛し、つねにワインとフードの相性を研究。
同社のペアリング提案も担当する。

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ヴィノスやまざき モカブル
貴腐ワイン モカブルガナッシュ
数量限定で発売開始!

モカブルが貴腐ワインとコラボしたまるで生チョコのようなくちどけのガナッシュが完成した。オーストラリアのカラブリア・ファミリー・ワインズのワインを採用。デザートワインをひと口で味わうような幸福感に満たされる。アプリコットやハチミツの香りと、モカブルの奥行きあるアロマが折り重なる贅沢な一品は、ギフトにもぴったり。ヴィノスやまざき店舗にて、12月上旬より発売開始。2,786円(税込)。※数量限定販売。

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糸山 彰徳
Akinori Itoyama

モカブル代表。サントリーホールディングスで長くコーヒー飲料の開発を担当し、世界のコーヒー豆の産地とコーヒー産業に精通する。同社の社内ベンチャーとしてモカブルの前身となる「カフェレート」を事業化。2025年にモカブルを立ち上げ、代表取締役に就任。

[お問い合わせ先]
株式会社モカブル
TEL:03-4500-7619
https://www.mokable.jp

Photo : Bungo Kimura
Text : Hiromi Tani