2025.06.05
自然災害の被害を受けた産地もあり、今年もさまざまな苦難の1年でした。そんな中、新着ワインが届きました。暗いトンネルの先には光が見えています。新しい年は穏やかに、と願いながら頑張った1年に乾杯しましょう。
シャンパーニュ地方最南端のレ・リセ。モンターニュ・ド・ランスの白亜質土壌とは異なるキメリッジアン土壌のピノ・ノワールから、個性豊かなシャンパーニュが生み出される。
ブリュット ノンヴィンテージの出来を見れば、そのメゾンの実力がはっきりわかると言う。シェフ・ド・カーヴがもっとも心を砕き、毎年、全身全霊を傾けて造るのがそのワインだからだ。パルメの「ブリュット・レゼルヴ N.V.」は、噂に違わぬ高い完成度を誇る1本だった。
50年前の赤ワインならさほど珍しくもないが、50年前のシャンパーニュは稀。パイパー・エドシックが71年のスペシャルキュヴェをリリースした。
ナパ・ヴァレー最古のワイナリーのひとつを再生させたパルマッツ・ヴィンヤード。 ラベルについたワインの液だれは、前オーナーのフロンティアスピリッツを継承すべく 現オーナーのフリオ・パルマッツがあえてデザインの一部として取り入れたものだった。
コーペラティヴはメゾンとレコルタンのよいところ取り。広大なブドウ畑によりリソースが豊富なうえ、傘下の農家が自ら栽培を行なう。サン・ガールの「オルパール」は、よい見本のひとつと言えよう。
収穫の季節がめぐってきました。 なかなか収まらない新型コロナウイルスと 過酷な自然災害に苦しんだ夏を乗り越えエネルギーあふれるワインたちから元気になれるパワーをもらいましょう。 欧州と日本の伝統産地よりお届けします。