2024.09.05
分子ガストロノミーで食の世界に革命を起こした「エル・ブジ」。そのスピリットを受け継ぎ、世界を驚かせるワインが登場した。
もともとポテンシャルはあったに違いない。1993 年、シャンパーニュのルイ・ロデレールが傘下に収めたローヌのデュラス。眠れる獅子は 30 年にも満たないうちにローヌ屈指のメゾンに成長した。その影にはどのような努力があったのか?
自然災害の被害を受けた産地もあり、今年もさまざまな苦難の1年でした。そんな中、新着ワインが届きました。暗いトンネルの先には光が見えています。新しい年は穏やかに、と願いながら頑張った1年に乾杯しましょう。
シャンパーニュ地方最南端のレ・リセ。モンターニュ・ド・ランスの白亜質土壌とは異なるキメリッジアン土壌のピノ・ノワールから、個性豊かなシャンパーニュが生み出される。
ブリュット ノンヴィンテージの出来を見れば、そのメゾンの実力がはっきりわかると言う。シェフ・ド・カーヴがもっとも心を砕き、毎年、全身全霊を傾けて造るのがそのワインだからだ。パルメの「ブリュット・レゼルヴ N.V.」は、噂に違わぬ高い完成度を誇る1本だった。
50年前の赤ワインならさほど珍しくもないが、50年前のシャンパーニュは稀。パイパー・エドシックが71年のスペシャルキュヴェをリリースした。
ナパ・ヴァレー最古のワイナリーのひとつを再生させたパルマッツ・ヴィンヤード。 ラベルについたワインの液だれは、前オーナーのフロンティアスピリッツを継承すべく 現オーナーのフリオ・パルマッツがあえてデザインの一部として取り入れたものだった。